こんにちは、ぎんぴ&ちっぱです!
今日は2025年に創業100周年を迎えた珈琲サイフォン株式会社のKONO名門フィルターというドリッパーをご紹介したいと思います。今回紹介する円すい型ドリッパーの名門フィルターは昭和48年に発売されました。どのような特徴を持ったドリッパーなのか見ていきたいと思います!
カラーバリエーション豊富ですが、ホワイトを購入しました!
商品スペックを見てみよう!
ペーパーの簡便さとコーヒー抽出に理想的な3枚ハギのネルのもつ長所を兼ね備えた名門フィルター。
2010年創業85周年を記念して、抽出効率を高めたニュータイプに改良しました。
器具を使用するお客様の立場を考え、より美味しく抽出できる器具作りに専念し、常に改良を施しています。
珈琲サイフォン株式会社 商品紹介ページより
MDN-21というのが商品コードのようですね。
KONO専用のペーパーが推奨されていること、そして 耐熱温度が90℃ と書かれている点が少し気になります。
コーヒーを淹れるときは90℃以上のお湯を使うことも多いので、 「えっ、90℃までしか耐えないの?」と驚いてしまいます。
さらに、コーヒー抽出時に発生する 二酸化炭素ガスの影響でヒビが入る可能性がある とも書かれています。
ただし、ヒビが入っても 外側まで割れていなければ使用は問題ない とのこと。
実際、私たちが使っているKONO名門フィルター(2つ目)も、 長く使い続けているうちに小さなヒビがいくつも出てきました。
そのあたりは記事の下部で写真とともに紹介します。


カラーバリエーションは全7色。ブラック、チョコレート、イエロー、ライトグリーン、チェリーピンク、レッドです。一つを選ぶのが難しいですよね!全色購入して気分に合わせて使うのもありかもしれませんね。
届いた名門フィルターを見てみよう!
透明なプラスチックケースに入っています。色はホワイトです。側面に「KONO MEIMON」と書かれています。
円すい型ドリッパーで、取っ手が付いています。


美しいですね!KONOの文字色は金色です。特別感が出ていいですね。
円錐のフィルターとカップに置くための円盤状の台は取り外しはできない一体型になっています。


フィルターを真上から見てみましょう。中のリブ(溝)が下の方についていますね。
特徴の一つですね。一つ穴になっています。


ひっくり返してみます。こちらには漢字で「名門」と書かれてています。
穴の周りにはこれはコーヒー豆ですかね?3つほど描かれています。可愛らしいですね。
お持ちの皆さんは気づかれましたか?


HARIO V60ドリッパーとの比較
左がKONO名門フィルターで、右がHARIO V60ドリッパーです。HARIO V60ドリッパーの記事は下記をご覧ください!




最大の違いは、やはり リブ(溝)の長さ です。
右の HARIO V60 は、ドリッパーの上部までしっかりリブが入っているため、 お湯が早く抜けてコーヒーがサーバーへスムーズに落ちていきます。
過抽出になりにくい反面、気をつけないと 粉に十分触れずに落ちてしまい、抽出不足 になることもあります。
一方、左の KONO名門フィルター は、リブが下部にしかありません。
そのため、液面が上まで来ても横からお湯が抜けず、 必ずコーヒー粉を通ってからサーバーへ落ちていく構造 になっています。
その結果、何も意識せずに淹れると想像よりゆっくり抽出され、 過抽出気味になりやすい こともあります。
こうした特徴から、
- KONO名門フィルター → ゆっくり、じっくり淹れる深煎り向き
- HARIO V60 → スピーディーに抜けて、フレーバー重視の浅煎り向き
と言えると思います。
それぞれのドリッパーの特徴を理解して、 「どんな味にしたいか」をイメージしながら選ぶと、 抽出がもっと楽しくなります。
ちなみに、KONOの上にHARIOを重ねてみると、 円周はぴったり同じ でした。


KONO名門フィルターを使ってコーヒーを淹れてみよう!
KONO名門フィルターを使ったコーヒーの淹れ方は、公式サイトの珈琲サイフォン株式会社に載っているので是非淹れる前に見てみてください!
それでは、ここまでのポイントを踏まえて、実際に淹れてみましょう。
まずは名門フィルターにペーパーをセットします。
今回は KONO純正ではなく、たしか HARIO のペーパーなので、 少しだけサイズが大きめですね(汗)
ペーパーをセットしたら、軽くリンス(湯通し)します。
お湯をかけると、ドリッパー下部のリブがうっすら見えてきますが、 上の 3分の2 くらいはペーパーが壁にぴったり密着しています。
ここが名門フィルターの大事なポイントです。
横からお湯が抜けていかず、必ずコーヒー粉を通って落ちていく構造 なんです。


挽いた粉をのせてます。乗せた直後だとこんな感じで盛りっとしてしまいますが、トントンと叩いて平らにします。盛りっとしているとお湯が流れていってしまうので平にしてあげます。


整地しました。こんな感じです。


名門フィルターでは、粉全体にお湯を広げるのではなく、 点滴のように、中心へ少しずつお湯を落としていく のがポイントです。
HARIOのように全体へまんべんなく注ぐのではなく、 真ん中に ポタ、ポタ、ポタ…… と落とすイメージ。
蒸らしの時間は特に取らず、 そのまま一定のリズムで ポタポタ と落とし続けます。
しばらくすると、サーバーにゆっくりとコーヒーが落ち始めます。
この最初の液体は、粉とお湯がじっくり触れ合って抽出された 濃くて凝縮されたコーヒー(旨味)です。
名門フィルターらしい、深い味わいがここで生まれます。


深煎りコーヒーや鮮度が良い豆だと、このように徐々に膨らんでいき広がっていきます。
もう点滴ではなく、少しずつ落とすお湯の量を増やしていきます。


お目当てのコーヒー量到達間近のタイミングで一気にお湯を注いで液面を上にあげます。泡の部分(雑味)をサーバに落とさないために上にあげます。
上部までリブがあるドリッパーだと、この雑味成分も含めてサーバーに落ちていってしまいますが、KONO名門フィルターでは横からお湯が抜けていかないので、この淹れ方ができるのです!(素晴らしい!)


液面が上部にある状態で、ドリッパーを外します。これで抽出完了です。
サーバにはしっかりと粉と触れ合った雑味が入っていない美味しいコーヒーが入っている状態です。


こちらはドリッパーを外したあとに出てきた液体なので雑味成分ってことですね。綺麗な色していますが、美味しくない部分です。


KONO名門フィルターで淹れるとコーヒーの厚さというか、密度、濃さが違う気がしますね。やはり中深煎り~深煎りのコーヒーに適しているドリッパーと思います。とても美味しく淹れることができました!
じわぁっと粉が膨らんでいくようすも気持ちが良いですよね!
ずっと使い続けていると味が出る!?


透明タイプだけなのかはまだ検証できていませんが、 数年使い続けていると、写真のように細かなヒビが入ってきます。
名門フィルターに同梱されていた注意書きにもあるように、 外側まで亀裂が貫通していなければ使用には問題ない とのこと。 実際、私のフィルターも長く使い込むうちに細かなヒビが増えてきましたが、 機能的にはまったく問題なく使えています。
むしろ、使い込んだ道具ならではの味わいが出てきて、 これはこれで “アリ” なのかもしれません。
今回はホワイトも購入したので、 こちらを長期間使った場合にも同じようにヒビが出るのか── 変化があれば、このページに追記していきたいと思います。
KONO名門フィルターを購入しよう!
ここまで名門フィルターの特徴や抽出のコツを紹介してきましたが、 実際に使ってみると、あらためて 「このドリッパーは深煎りのために生まれたんだな」 と感じます。
ゆっくりとお湯が落ちていく構造、 粉とお湯がじっくり触れ合う抽出、 そして、深煎りの甘さやコクがふわっと立ち上がるあの味わい。
ゆっくりとお湯が落ちていく構造、 粉とお湯がじっくり触れ合う抽出、 そして、深煎りの甘さやコクがふわっと立ち上がるあの味わい。
HARIO V60 のようなスピーディーな抽出とはまったく違う、 “名門ならではの濃厚でやさしい一杯” が手軽に楽しめます。
もしあなたが──
- 深煎りのコーヒーが好き
- じっくり淹れる時間が好き
- コクのある味わいを求めている
- 道具を育てるように長く使いたい
そんなタイプなら、名門フィルターはきっと相性抜群です。
透明タイプは使い込むほどに細かなヒビが入り、 それがまた “道具としての味” になっていくのも魅力のひとつ。
ホワイトはどんな変化を見せてくれるのか、これから使うのが楽しみです。
名門フィルターは、ただの抽出器具ではなく、 毎日のコーヒー時間をゆっくり豊かにしてくれる相棒のような存在。
みなさんのコーヒーの世界が、きっとひとつ深くなるはずです。

