今月の豆はランクが良い豆みたいで、楽しみ!
浅煎りは苦手だけど、スペシャリティの中でも品質の高いものということで期待しちゃうな!
コーヒー好きとコーヒー初心者、ふたりの観点からレビューしていきます。
【ABOUT US COFFEE】2022年11月定期便
ABOUT US COFFEEさんの2022年11月の定期便が届きました。
毎月毎月とても楽しみにしているコーヒー豆で、自分で普段選ばないような豆もあって新たな気づきができるというのも定期便の良いところですよね!
気になる今月の内容は・・・・の前に、ちょっとABOUT US COFFEEさんはどんなコーヒー屋さんなのかをご紹介です。
ABOUT US COFFEEについて
京都は伏見稲荷にある自家焙煎のスペシャルコーヒー専門店です。
浅煎りから深煎りまで幅広く取り扱っていて、今年2022年の世界一シングルオリジンを決める焙煎大会 COFFEE COLLECTION WORLD DISCOVERで優勝をしているお店です!
ちょっと話が逸れますがCOFFEE COLLECTION WORLD DISCOVER大会で優勝したABOUT US COFFEEさんを始め、2位と3位のお店も同じ農園のコーヒー豆を使っているようです・・・。その豆の名前は・・・。
「エチオピア/ニグセ・ゲメダ・ムデ農園/ナチュラル」
すごく飲んでみたい。。。
話は元に戻して、そんな実力派のABOUT US COFFEEさんの豆を半年前くらいから定期購入始めました。
大好きなコーヒー屋さんなのでいつか別の記事にてご紹介させてください。お店にも足を運んでみたいですね!
2022年11月定期便の内容
- コーヒー豆
- レシピ
- 今月の豆に対するコメントと豆毎のオススメ抽出方法が記載されています。
- 請求書
基本的には浅煎りの豆2種類、深煎りの豆2種類で構成されています。
ABOUT US COFFEEさんのメッセージを読むと日ごろの感謝を込めて少し良いランクのコーヒーのようです。
さらにオンラインショップで発売している特別な豆が20g特別に入っています。
特に名前の記載がないようですが何の豆なんだろう?どうやら答えはオンラインストア情報にあるようです・・・。
後程詳しく触れますね。
1. グアテマラ アンティグア ブエナ・ビスタ農園 ゲイシャ
『ほのかに華やかで上品で優しい 中米ゲイシャの整ったバランス』 レシピコメントより
国 | グァテマラ |
農園 | Buena Vista |
標高 | 1550~1800m |
品種 | Geisha |
精製 | Washed |
大会やCOE級のトップオブトップのゲイシャではないとのことですが、やはり”ゲイシャ”とのこと。
ゲイシャコーヒー?芸者?日本と関係が・・・・と思われるかもしれませんが残念ながら関係ありません。
豆はこんな感じです。
レシピにあるように14gをカリカリと挽いていきます。この時のミルから漂う香りがたまらないですよね。
累計時間 | お湯のトータル量 |
---|---|
0:00 | 45g |
0:45 | 120g |
1:20 | 180g |
2:00 | 240g |
一投目はいつも緊張しますね。浅煎りなので膨らみはほとんどないです。ヒタヒタです。
レシピ通りの分量で淹れました。綺麗な色が出ています。
コーヒーというと黒くて、濃くて、苦いという印象がありますが浅煎りは透き通った赤茶色していて紅茶みたいです。
味も本当にフルーティ。酸味が苦手な方もいらっしゃると思いますが美味しいコーヒーの酸味はきつく無くて、すっきりとしていて美味しいです!
レシピに記載されていた味の表現は以下です。
『フローラル、グリーンティ、レモン、グレープフルーツ、ハチミツ、滑らかな口当たり』
香りが華やかで舌に広がる酸味と苦みが好みでした。
酸味はあるものの、淹れたては酸味の苦手な私でも飲みやすく美味しいです!5分ほど経つと酸味は強くなり、レモンやグレープフルーツのようなフレーバーと言われるのも納得!後味はスッキリしています。
2. マリア・フアナ・ムニョス/ホンデュラス ラ・ピラ農園
『単体でも、食べ物にも合わせられる 毎日飲める滋味深く優しいコーヒー』 レシピコメントより
国 | ホンデュラス |
農園 | La Pila |
標高 | 1700m |
品種 | Catuai, Catimor |
精製 | Fully Washed |
ではでは、早速ご開封です。豆をお皿に出してみていきます。
豆は小粒です。コーヒー豆の品種が「Catuai:カトゥアイ」と「Catimor:カティモール」という比較的小粒な豆の2種類のようです。
人工的に交配して作られた豆のようですが、病気に強い豆を作ろうとかコーヒーの樹自体が高く育ち収穫が困難という理由から品種改良を行ったとか背景がとても興味深く面白いです。
ここら辺も勉強して記事としてまとめる予定です!
レシピにあるように14gの豆を使ってミルで挽いていきます。
手挽きミルを使用していて、浅煎りの固さが手に伝わってきます。この時間もまた楽しい時間です。
お湯の温度は90℃。こちらもレシピに記載があります。
そしてお湯の投入もレシピ通りに淹れていきます。
累計時間 | お湯のトータル |
---|---|
0:00 | 40g |
0:45 | 120g |
1:20 | 180g |
2:00 | 240g |
レシピ通りに淹れ終わりました。
すごく綺麗な赤色。紅茶のようですね。レシピには以下のように記載がありました。
『少しフローラル、オレンジ、ミルクチョコレート、紅茶、ブランシュガー、滑らかな口当たり』
極端に酸っぱさを感じなくて、嫌さのない酸味です。口当たりが良いので飲みやすいです。
冷めてくると酸味が増してきます。その分、味もわかるようになってきてフルーティさがより感じられるようになってきました。レシピにあったオレンジやブラウンシュガーはまだ見つけられていません!
淹れたてはフルーティな酸味と程よい苦みです!飲み始めて5分ほどで酸味が際立っていき、酸味が苦手な私には飲みにくくなってしまいました。さらに10分後には強い酸味を感じました!
3. グアテマラ アンティグア ブエナ・ビスタ農園 ゲイシャ ダークロースト
『ゲイシャならではの鼻に抜ける華やかさと香ばしい口当たりの絶妙なバランス』 レシピコメントより
国 | グァテマラ |
農園 | Luis Pedro Celaya |
標高 | 1550~1800m |
品種 | Geisha |
精製 | Washed |
ゲイシャ種の深煎りです。ゲイシャのニュアンスが残るように普段より浅めの中深煎りにしているようです。
グァテマラ・アンティグアでは、ゲイシャ種の栽培を近年、始めたばかり。グァテマラは国土としては日本の3分の1しかないのですが、コーヒー生産量は世界第10位!凄いですね。街を歩くとコーヒーの香りが漂ってきそうですね。
グアテマラは産地の標高によってグレードが決まります。この豆は1550m~1800mなので最上位グレードということになります。
遥か遠くのグァテマラの山の高いところで育ったコーヒー豆が、いま何かの縁で(縁というか購入したのですが・・・)僕たちの家のお皿の上にひろげられているのは不思議な感じがしますね。
真ん中に一輪の花が咲いたような泡になりました。お茶を淹れて茶柱が立つみたいな嬉しさがありますよね!
お湯を注いでまずは香りを楽しみます。豆の量は16gです。
累計時間 | お湯のトータル |
---|---|
0:00 | 40g |
0:30 | 120g |
1:00 | 180g |
1:30 | 240g |
そこまで深い色はしていないです。光が当たるととても綺麗ですね。
バランスが取れていて、苦み酸味がちょうどよく、好きな味です!
about us coffeeさんの深煎りは、酸味も適度にあって美味しい。
コーヒー初心者のわたしには少し苦みを強く感じました。多少酸味があるものの、酸味が苦手な私にとっても嫌なものではありませんでした!
4. マリア・フアナ・ムニョス/ホンデュラス ラ・ピラ農園 ダークロースト
『生産者の手仕事が垣間見える バランス良くまとめられたカップクオリティ』 レシピコメントより
国 | ホンデュラス |
農園 | La Pila |
標高 | 1700m |
品種 | Catuai, Catimor |
精製 | Fully Washed |
ホンジュラスの深煎りです。
もちろんですが、浅煎りと比べて豆の色が全然違うのが見てわかります。惚れ惚れしてしまいますね。この黒い感じ。綺麗です。
ホンジュラスは西はグァテマラ、南西はエルサルバドル、南東はニカラグアと接しているコーヒー生産国です。
周りに国々もよくコーヒー生産国で聞く名前ですね。
一投目。泡が肉球にもスティッチにも見える。浅煎りと違って深煎りはよく膨らみます。
深煎りで膨らみがないと、鮮度が悪い可能性があります(焙煎後に時間が経っていてガスが少なくなっている)。一概に鮮度が悪いと決めつけられず、例えばお湯の温度が低かったり、挽き目が粗かったりすると比較して膨らみが小さかったりします。いつも淹れている温度で挽き目も同じなのに膨らまないときには鮮度が要因の可能性もあります。
浅煎りと比較すると一目瞭然ですね。黒々しい、深煎りの色味。
レシピの味の表現は以下です。
『ミルクチョコレート、ベイクドオレンジ、ドライデーツ、ウォルナッツ、余韻の長い後味』
ドライデーツってどういうものでしょうか?・・・ドライフルーツの一つのようです。甘さを表現しているのですね!
ダークローストということで深煎りなのですが、割と酸味を強く感じました。温度が高いうちは苦みと酸味がちょうどよく美味しく飲むことが出来ましたが、温度が下がってくると酸味が強調され浅煎りコーヒーのようでした。
一口飲んだ瞬間独特な風味!深煎りなのに少し酸味も感じられるし、苦みの余韻がしばらく口に残ります。時間が経つと酸味はさらに強く感じ、私には少し飲みにくく感じました。
5.特別な豆(オマケ。名前の記載なし。)
今回の11月定期便には「オマケ」が入っていました!
普段買わないような豆を試飲できて嬉しいです!わくわく!
このコーヒー豆、同封されているレシピにも何の豆かは記載されていません。ネタバレになってしまうのでまだ飲んでいなくて楽しみにしているかたは、以降の記事をスキップしてください!
ABOUT US COFFEE 11月定期便 特別なオマケの豆とは!?
同封されているレシピにはこう書かれていました。
「オンラインでも販売している特別なコーヒーを少し(20g)だけオマケで!!飲めば絶対にわかります(笑)」
情報はこれだけです。飲めば絶対にわかる!?本当に??そんなコーヒー豆あります?
そんなの分かるわけない!僕の舌をなめないで頂きたい!
ではまずは豆を見ていきましょう。
はっはーん、これはきっとあの豆ですね!なんてまだ全然分からないですね・・・。
ちょうど20gです。これで2人分落としていきます。
とても良い香りです!今までのコーヒーでは体験したことがない香り。えっこれはまさか・・・。
一口飲んでみたら、本当にもうあのフルーツのフレーバーが口に広がって、衝撃的!
紅茶ではこういうフレーバーを体験したことがあるけれど、コーヒーでは初めてでした!
ふんわりと口に広がるイチゴの香り!!
急いでabout us coffeeさんのオンラインページを確認しました。やっぱりこれに違いない!
『浅煎り コロンビア エデン農園 ストロベリーハニー』
浅煎り コロンビア エデン農園 ストロベリーハニー 200gについてはこちら
これはもう衝撃的です。本当に体感してほしいです。本当にストロベリーの香り!そして美味しい!
これがコーヒーだなんて信じられないです。
ではどうしてコーヒーなのにイチゴの香りがするのでしょうか…。実はこのコーヒー、
イチゴとワイン酵母と共に発酵させたインフューズドコーヒーだったのです。
インフューズドコーヒーとは、コーヒーの生豆を素材で漬け込み、風味を定着させてから乾燥・焙煎することで独特の風味を織りなす特別な製法を用いたコーヒーなのだそうです。
コーヒーなのにまるでストロベリーティーのようなさわやかさと香り!
こんなコーヒーがあるのかと驚き、感動しました!
こういうおまけって定期便の楽しさ/美味しさですよね!
こちらのストロベリーハニー、気になった方はぜひ1度味わってみてはいかがでしょうか。
コーヒーの新たな美味しさに出会えることと思います!