こんにちは!ぎんぴ&ちっぱです!
毎月届く坂ノ途中の「産地を旅するコーヒー定期便」。 箱を開けるたびに、まだ知らない土地の空気や、そこで暮らす人々の姿がふわっと立ち上がってくる—— そんな“読みもの付きのコーヒー体験”が、この定期便のいちばんの魅力です。
2026年10月のテーマは、 「人と自然、両方を育てる農園のコーヒー」です。
世界のどこかで、静かに木々が育ち、鳥たちが羽を休め、 そのそばでコーヒーの実がゆっくりと色づいていく。
今回紹介する インド・パパクチ農園 と グアテマラ・オーロラ農園 のコーヒーは、 ただ「おいしい」だけでは語りきれない、 自然と人の暮らしを未来へつなぐ物語 を持っています。
木漏れ日の下で完熟するコーヒーチェリー。
野鳥が安心して暮らせる森を守りながら続く農園の営み。
その一杯には、土地の息づかいと、農園主たちのまっすぐな想いが そっと溶け込んでいます。
コーヒーを飲む時間が、少しだけ優しくなる。 そんな2つの農園のストーリーを、ここから旅してみませんか。

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届いたコーヒーを見てみよう!
今回は、コーヒーを育て、販売するだけにとどまらず、環境や地域の暮らしにも心を配る農園のコーヒーです。未来へつづく取り組みを続ける、ふたつの農園を紹介します。
産地を旅するコーヒーより
今回届いた豆は、グァテマラとインドです。


裏面になります。焙煎して飲み頃に届くようになっています。


グアテマラ オーロラ農園の野鳥を守るコーヒー
今回の産地、シャン州ユアンガン地方は「アジア版のローリングヒルズ」とも呼ばれる丘陵地。
国内有数のコーヒー産地です。
農家さんの多くは小規模で、アグロフォレストリーの農法を用いて、シェードツリーの下でコーヒーとともにアボカドやバナナ、お茶、柑橘類、マカダミア、ジャックフルーツなど、さまざまな作物を育てています。
農家さんのパートナー、ジーニアスコーヒーは、技術指導や環境に配慮した栽培・精製方法の普及、ビニールハウスでの乾燥や独自の発酵方法による品質向上、精製時に出る廃水を農園の畑用水として再利用する取り組みなど、多岐にわたる活動を続けています。
代表のゲトゥンさんは、適正価格での買い取りやトレーニングを通じて、農家さんとの信頼関係を大切にしてきた人。
2021年のクーデター以降、困難な状況が続くなかでも、「ミャンマーをコーヒーベルトに」という夢を胸に、農家さんとともに歩みを続けています。
出典:インド パパクチ農園の百樹を育むコーヒー |グアテマラ オーロラ農園の野鳥を守るコーヒー | 坂ノ途中 | 100年先もつづく、農業を。
コーヒー豆の情報
| 焙煎度 | 中深煎り |
| 精製方法 | ウォッシュ |
| 苦味 | ●●〇〇〇 |
| 酸味 | ●●●〇〇 |
| フレーバー | 赤リンゴ、デラウエア、ローストアーモンド |
| 栽培 | 栽培期間中、農薬不使用、必要に応じて化学肥料を使用 |
中深煎りなのに苦味2、酸味3というのがおもしろいですね。レシピのポイントを守って、期待の一杯を抽出してみましょう。
レシピ
■おいしい淹れ方
・コーヒー 20g (中細挽き)
・湯の温度 90℃ほど
・投入湯量 300ml
・ドリッパーはハリオV60を使用
蒸らし 0分00秒〜 40ml注ぐ。粉全体が湿るくらい
1投目 0分30秒~計170mlまで注ぐ
2投目 1分00秒〜 計300mlまで注ぐ
完成 2分くらい
Point
高めの温度のお湯で、蒸らし後は多めのお湯を素早く注いで、苦みの少ない、明るい酸味の感じられるすっきりとした一杯を目指しましょう。
出典:インド パパクチ農園の百樹を育むコーヒー |グアテマラ オーロラ農園の野鳥を守るコーヒー | 坂ノ途中 | 100年先もつづく、農業を。
コーヒーをお皿の上に開けて豆を見てみましょう。


今回の豆たちも、とても綺麗な状態です。ありがとうございます。


コーヒーの粉をペーパーに乗せます。


お湯を注ぎます。鮮度良しですね。


抽出完了しました。


お湯の温度もレシピ通り90℃と高めで抽出しました。


美味しい!アーモンドを感じます。苦みがじんわりと広がって、酸味を感じますが、苦みと酸味半々と思いました。そういった意味でもバランス取れた飲みやすいコーヒーでした。
インド パパクチ農園の百樹を育むコーヒー
ウエスタンガーツ山脈に位置するインドのパパクチ農園は、現農園主のパバンさんで3代目です。
80ヘクタールの広大な敷地で、40種以上の木々の下で生物多様性を守りながらコーヒーを栽培。
高木、中木から成る「2段階シェード」という、インド独自の農法を用いています。
上層の高木が強い直射日光を遮り、その下の中木の層を通り抜けた光は木漏れ日に。
中木のマメ科の木は土壌に養分を与え、コーヒーの果実はゆっくりと完熟します。
収入源としてコショウも栽培し、コーヒーが不作のときの備えにもなっています。
ソーラー発電、水循環・浄水、堆肥化システムを用い、持続可能な農園づくりを進めています。
就労スタッフには住宅や医療を提供し、子どもの教育費も全額負担。収穫したコーヒーの完熟度が高いほど買い取り価格を高く設定し、意欲と品質を高めています。
その努力の成果を、私たちに届いたこのコーヒーが物語っているかのようです。
出典:インド パパクチ農園の百樹を育むコーヒー |グアテマラ オーロラ農園の野鳥を守るコーヒー | 坂ノ途中 | 100年先もつづく、農業を。
コーヒー豆の情報
| 焙煎度 | 中深煎り |
| 精製方法 | ナチュラル |
| 苦味 | ●●●〇〇 |
| 酸味 | ●〇〇〇〇 |
| フレーバー | ラムレーズン、バニラ、天津甘栗 |
| 栽培 | 栽培期間中、必要に応じて化学肥料を使用。農薬は有機のものを使用 |
レシピ
■おいしい淹れ方
・コーヒー 20g (中細挽き)
・湯の温度 85℃ほど
・投入湯量 300ml
・ドリッパーはハリオV60を使用
蒸らし 0分00秒〜40ml注ぐ。粉全体が湿るくらい
1投目 0分30秒~計130mlまで注ぐ
2投目 1分00秒~計220mlまで注ぐ
3投目 1分30秒~計300mlまで注ぐ
完成 2分30~40秒くらい
Point
過度な苦みや雑味を抑えるため、低めの温度のお湯を使用します。
むらし後、前半の湯量を多めにして苦みの抽出を抑え、ロブスタの持ち味ともいえる甘み、コクをバランスよく引き出しましょう。
出典:インド パパクチ農園の百樹を育むコーヒー |グアテマラ オーロラ農園の野鳥を守るコーヒー | 坂ノ途中 | 100年先もつづく、農業を。
この豆はロブスタ種なんですね!ロブスタ種の豆って自分で挽いて飲むのは初めてかもしれません!
お皿に出して豆の状態を見てみたいと思います。


相変わらず綺麗な豆の状態です。産地を旅するコーヒー定期便は、いつも豆の状態が綺麗で高品質ですね。


挽き終わりました。チャフも少なく綺麗なベッドみたいです。


お湯第一投目です。美味しそうに膨らんでくれました。コーヒードームです。浅煎りコーヒーばかり飲んでいると、このモコモコとした膨らみが恋しくなってきますよね。今回の豆は中深煎りです。


抽出完了しました。


深いみを感じる色をしていますね!


独特な香り!これはインドならではなのか、ロブスタ種によるものなのでしょうか。味もあまり飲んだことがない味、風味がします。ロブスタ種は苦くて、臭みがあったり飲みにくいと聞きますが、このコーヒー豆は全く飲みにくさはなく、美味しいです!
まとめ
インド・パパクチ農園では、40種以上の木々が生み出す豊かな生態系の中で、 ゆっくり完熟したコーヒーが育ちます。
持続可能な農法やスタッフへの手厚い支援など、 “農園としての優しさ” がそのまま味わいに表れていました。
一方、グアテマラ・オーロラ農園は、野鳥が暮らす熱帯雨林を守りながら、 地域の人々が自立して暮らせるように支援を続けています。 自然と人の両方に寄り添う姿勢が、すっきりとした明るい味わいに重なります。
どちらの農園にも共通しているのは、 「コーヒーを通して、未来の環境と地域の暮らしを育てたい」という想い。 そのストーリーを感じながら飲む一杯は、いつもより少し特別な時間を運んでくれます。
来月はどんなコーヒーが届くんだろう。そうやって少しの楽しみを少し先に置ける、嬉しい美味しい定期便です。
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