こんにちは!ぎんぴ&ちっぱです!
ハンドドリップの世界で長く愛されてきたHARIOのV60。その流れを受け継ぎつつ、新しい発想で生まれたのが 「HARIOドリッパー NEO」 です。
従来のV60とは形状もリブ構造も異なり、抽出スピードや味わいにどんな変化があるのか──。 発売前から話題になっていたこのドリッパーを、実際に使って確かめてみました。
「V60と何が違うの?」 「初心者でも扱いやすい?」 「どんな味になるの?」
そんな疑問に答えながら、NEOの特徴や使い心地、実際の味わいまで詳しくレビューしていきます。
V60ドリッパーNEOとは

HARIOの「HARIOドリッパー NEO」は、長年愛されてきたV60シリーズをさらに進化させた、新しいコンセプトのドリッパーです。従来のV60が持つ“自由度の高い抽出”という魅力を残しつつ、よりスピーディで安定した抽出を実現するために再設計されています。
最大の特徴は、ドリッパー全体に等間隔で配置された 72本のリブ構造。このリブは単なるデザインではなく、湯の流れ・ペーパーフィルターとの距離・バイパス量を細かく調整するための機能的な構造で、湯抜けの速さと抽出効率の高さを両立しています。 さらに底部には9本のリブが連続してつながり、最後までスムーズに湯が抜ける設計になっているため、雑味やエグみの少ないクリアな味わいに仕上がるのも特徴です。
ビギナーからプロまで、幅広いユーザーが扱いやすく、 “新しい味わいとの出会い”を楽しめるドリッパーとして注目されています。
V60ドリッパーNEOの特徴
1. 72本のリブ構造(NEO最大の特徴)

NEOの象徴ともいえるのが、ドリッパー全体に等間隔で配置された 72本のリブ。 このリブは単なるデザインではありません。
- お湯の流れ
- ペーパーフィルターとの距離
- 湯量を細かくコントロールするための機能的な構造になっている。
試作を重ねた結果、最も湯が素早く落ち、抽出効率が高い形状としてこのリブ数にたどり着いたようです。 そのため、湯抜けが速いのに味が薄くならず、しっかりとした濃度とクリアな味わいを両立できます。
2. 底部の9本リブで最後までスムーズに抽出
本体の72本リブは、底部で 9本のリブへと連続してつながる構造です。 これにより、
- 湯の滞留を防ぐ
- 抽出の詰まりを軽減
- 雑味やエグみが出にくい という効果があり、抜けの良いクリアな後味に仕上がる。
従来のV60(24本リブ)よりも、よりスムーズな湯抜けを実現している点が特徴です。
3. HARIO スイッチ(浸漬式)との互換性
NEOは 「浸漬式ドリッパー スイッチ」 と互換性があるように設計されており、 本体と土台が分離できる構造になっている。
これにより、
- ドリップ式
- 浸漬式
- ハイブリッド抽出 など、レシピの自由度が大きく広がる。
プロの抽出にも対応できる拡張性が魅力です。

4. ビギナーからプロまで扱いやすい設計
NEOは、
- 抽出スピードが安定
- 詰まりにくい
- 雑味が出にくい という特徴があるため、初心者でも扱いやすい。
一方で、湯量や注ぎ方の調整によって味の変化も楽しめるため、上級者の探求にも応えてくれます。
5. 日常使いしやすい素材とサイズ展開
- サイズは 01 / 02 の2種類
- 素材は軽くて丈夫なトライタン(公式ページより)
- 落としても割れにくく扱いやすい
毎日使うドリッパーとしての実用性も高いです。
届いたNEOを見てみよう!
届いたNEOドリッパーを開けてみましょう!
ドリッパー本体と説明書が同封されていました。


これがNEOです!すごい細かな72本のリブが綺麗ですね!このリブがお湯抜けの早さの秘訣のようです。


横からの写真です。黒色がかっこいいですよね。


裏返すとHARIOの文字とmade in JAPANの文字が。


NEOはドリッパーと台座を分解できます。洗うのも楽ですね。


同封されていた説明書です。手入れの方法から使用方法も書かれています。


裏側は英語表記になります。


V60ドリッパーNEOを使って淹れてみた!
ここからは実際に使って淹れてみたいと思います。NEOの特徴でもあるスピーディーな抽出を実現させるために重用なのが72本のリブ。
そのリブを有効的に機能させるためにはペーパーの張り付きが重要です。・・・なのですが、なかなか難しい。うまくピタッと張り付かない。。。


ちょっともう一回やり直しです。さっきよりもいいけれど、これが私たちの限界です。。練習が必要ですね。


気を取り直してコーヒーの粉を入れます。平らにします。


第1投目です。最初の方のスピードはV60と変わらないとのことで、NEOの効果が発揮してくるのは粉詰まりが発生してお湯が停留してくる後半のようです。


確かに注いだお湯がすすすすっと粉に吸い込まれて行って、その速度は後半も継続してお湯が溜まる感じがありません。


最後の方の目詰まりも感じさせずにフィニッシュとなりました。実際にV60を横に置いて比べたわけではないのですが、いつもV60を使って淹れているので、体感として早い気がします。


淹れ終わりました。飲んでみましょう!


HARIOドリッパー NEOで淹れた一杯を口に含んだ瞬間、まず驚いたのは雑味のなさでした。
スッと舌の上を流れていくようなクリアさがあって、同じ豆でここまで印象が変わるのかと感じるほどです。
抽出が早くなると薄くなるのでは、と思いましたがNEOはむしろ甘さとコクがしっかりと残る印象です。
同じ豆だけど、今までとは別の美味しさを届けてくれるドリッパーだと思いました。
メリット・デメリット
まずはメリットから。
抽出が安定しやすい(詰まりにくい)
72本のリブ構造のおかげで湯が均一に流れ、チャネリング(※)が起きにくい。 浅煎りでも詰まりづらく、誰が淹れても安定した味になりやすい。
※チャネリング:コーヒー粉の中に”水の通り道(チャネル)”が偏ってしまう現象のこと。全体的に均一にお湯が行き渡るべきだが、どこか一部分だけにお湯が集中してしまう状態を指します。
湯抜けが速いのに味が薄くならない
「速い=薄い」という従来のイメージを覆し、 クリアなのにしっかり濃度が出るのがNEOの強み。
3. 雑味が出にくく、後味がきれい
均一抽出によって、エグみや渋みが抑えられ、 透明感のある味わいに仕上がる。
スイッチ(浸漬式)と互換性がある
本体と土台が分離できるため、
- ドリップ
- 浸漬式
- ハイブリッド抽出 と、レシピの幅が広がる。


次はデメリットだよ
1. 抽出不足に注意が必要
お湯の抜けが早い分、コーヒーの粉と触れ合う時間が短くなり抽出不足になる可能性があります。
かと言って抽出できるように注ぎ方をゆっくりにしたりすると、そもそもNEOである必要性が分からなくなってくるので、スピーディーに淹れることで出てくるフレーバーだったり、果実感であったりと目的を考えて使用するのが良いと思います。
どんな人におすすめ?
HARIOドリッパー NEOは72本のリブでお湯の流れが均一になり偏りが起きにくい構造になっています。毎回味がブレると悩んでいる人にとっては、安定した1杯を作りやすいドリッパーとしておすすめです!
またNEOはそのリブの多さからお湯抜けが早いのが特徴です。ドリップの後半詰まりやすい浅煎りに適したドリッパーといえます。フルーティーな酸味や透明感を綺麗に出したい人におすすめします!
目詰まりを気にして気持ち粗目に挽いていたけど、NEOならもう少し細かく挽いて抽出することができそうですね!同じ豆でも感じたことがないフレーバーに出逢えるかも!
HARIO V60とNEOの比較
HARIOの定番ドリッパー「V60」と、新モデル「NEO」。 同じ円錐ドリッパーでありながら、リブ構造も抽出スピードも味の出方も大きく異なります。
「結局どっちが自分に合うの?」 「味はどれくらい変わるの?」
ここでは V60とNEOの違いを見ていきましょう。 それぞれの特徴を知ることで、あなたのコーヒースタイルにぴったりの一台が見えてくるはずです!


V60とNEOの最大の違いは、このリブの数です。V60は長いリブが12本、短いリブが12本の計24本のリブになります。
NEOは72本のリブと最終的には9本のリブに集約していきます。
どうしてNEOはリブを多くしたの?
抽出時のペーパーを見てみるとリブの出っ張っている部分からコーヒーが染み出ていることが分かり、早く抜け落ちる=リブ数を増やすという考え方になったみたいなの。
お湯を早く抜け落ちさせるためにはペーパーフィルターとリブがきっちりと当たっている必要があります。リンス(湯通し)するときにペーパーを指でググっと抑えながらお湯をかけていくとピタッとリブに当たってくれます。


なかなか難しいですね。練習が必要かもしれません。あとヤケドしないようにしましょうね。
V60とNEOとの比較表です。お湯の注ぎ方や豆の挽き方でお湯が抜けていく速さは変わっていきますので参考程度となります。ドリッパーの特徴を理解して、出したい味、香りを出すためにはどちらを選択したら良いだろう、と考えることが重要かと思います。
| 項目 | V60 | NEO |
|---|---|---|
| リブ構造 | 24本リブ(長:12本/短:12本) | 72本リブ(底部は9本リブ) |
| 抽出スピード | 速い~中速 | とても速い(湯抜けが良い) |
| 味の傾向 | コク・甘さが出やすいが、淹れ方で変化が大きい | クリアで雑味が少ない。濃度も出しやすい |
| 抽出の安定性 | 技術によって味がブレやすい | チャネリングが起きにくく安定しやすい |
| 扱いやすさ | 慣れが必要。自由度が高い | 初心者でも安定しやすい |
| 浅煎りとの相性 | 詰まりやすいことがある | 湯抜けが速く相性◎ |
| 深煎りとの相性 | 甘さ・コクが出やすい | クリアに仕上がる |
| 素材 | ガラス・プラ・セラミックなど多様 | トライタン(軽くて割れにくい) |
| スイッチ互換 | × | ○(本体と土台が分離可能) |
| 味の自由度 | 高い(レシピ次第で大きく変わる) | 中〜高(安定性が高い) |
| おすすめの人 | 自分の味を作り込みたい人 | 安定した味・クリアな一杯を求める人 |
V60は“自由度の高さ”、NEOは“安定性とクリアさ”が強み。どちらも魅力が違うので、コーヒーの好みや抽出スタイルで選ぶのがおすすめだよ
Youtube
HARIO Official Channelの動画です。
コーヒーに愛された男こと粕谷さんとHARIO NEOの開発者との検証動画もとても面白いです!どうして制作に至ったのか、制作する上での難しさやNEOの特徴など製作者ではないと聞けない話が盛沢山です!
まとめ
HARIOの新作ドリッパー「HARIOドリッパー NEO」は、従来のV60をベースにしながらも、現代のコーヒートレンドに合わせて大きく進化した一台でした。 72本リブによるスムーズな湯抜けと均一抽出のおかげで、クリアで雑味の少ない味わいを誰でも安定して楽しめます。
抽出スピードは速いのに、しっかり濃度が出るのもNEOならでは。 浅煎りのフルーティーさを素直に引き出したい人や、毎日の一杯をもっと安定させたい人には特に相性の良いドリッパーです。
一方で、V60のような“自由度の高さ”を求める人には、最初はスピード感に戸惑うかもしれません。 それでも、慣れてくるとレシピの幅が広がり、スイッチとの互換性も含めて、一つで多彩な抽出を楽しめる器具として魅力が増していきます。
NEOは、 「クリアな味わい」 「抽出の安定性」 「扱いやすさ」 この3つを求める人にぴったりの、まさに“現代版V60”と呼べるドリッパーです。

